<終了しました>仙台クラシックフェスティバル2015 街なかコンサートin仙台トラストシティ 「クレモナからの贈りもの」レポートvol.1

10th♪ロゴ-01仙台の秋の風物詩のひとつ、「仙台クラシックフェスティバル」は、地下鉄沿線のホールを中心に、仙台の街じゅうがクラシック音楽にあふれる一大フェスティバル。「せんくら」の愛称で市民に親しまれ、今年で10周年を迎えます。

10月2日から4日までの3日間で開催される100近いプログラムの中に「街なかコンサート」があります。これは、音楽を通じて震災復興支援を行う「公益財団法人音楽の力による復興センター・東北」が企画運営するもので、被災地域の音楽団体によるコンサートです。演奏する人も、演奏を聴く人も、音楽が本来持っているみずみずしい力にふれて、元気になってほしいと願って開催しています。


今年は「クレモナからの贈りもの」と題し、イタリア国立クレモナ弦楽器製作学校から震災復興の願いをこめて宮城と福島の若者たちへ贈られた11本の楽器を含む弦楽アンサンブルをお届けいたします。

このクレモナ弦楽器製作学校はジブリ映画『耳をすませば』にも登場していた世界的に有名な学校で、優秀な職人を多く輩出しています。卒業制作でつくられた4挺のヴァイオリンと7挺のヴィオラが、音楽を志す東北の若者たちに贈られたのは昨年3月のことでした。以来、福島、相馬、仙台、それぞれの土地で大切に使われています。

今回のせんくらではその楽器たちが大集合、震災復興への祈りをこめて、再会のハーモニーを響かせます。


 

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先日、合同練習会が仙台で行われました。3チームのメンバーが顔を合わせるのはこれが初めて。中学1年生から高校2年生までの22名が緊張の面持ちで集合しました。最初はがちがちの演奏でしたが、仙台フィルヴィオラ奏者である長谷川基さんの指導を受けると、徐々に呼吸が合ってきて、音楽の表情がみるみる変わっていきました。メンバーも新しい発見があったようで、目を輝かせて練習していましたよ。

また、今年は慶長遣欧使節団がイタリア上陸してからちょうど400年だそうです。東北の若者たちによるこの演奏は、イタリアと東北をつなぐ新しい架け橋となることでしょう。どうぞ聴きにいらしてくださいね!


せんくら2015街なかコンサートin仙台トラストシティ

「クレモナからの贈りもの」

【日時】10月3日(土)14:30~15:15

【会場】仙台トラストタワー 1階エントランスホール〔80席/入場無料〕

【出演】FTVジュニアオーケストラ有志、仙台ジュニアオーケストラ有志、

     相馬子どもオーケストラ有志、長谷川基(仙台フィルヴィオラ奏者)

【お問い合わせ】公益財団法人音楽の力による復興センター・東北 022-797-0233


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